日本ブリーフサイコセラピー学会第26回六本木大会

今回は、ワークショップの講師を担当しました。一言でいうと、「クライエントの問題についての語りを、どのように聴くことが有効なのか?」について、ワークを交えて5時間みっしりと学びました。

 かなりエネルギーを投入しましたが、参加者の方からもたくさんフィードバックをいただけて、充実した5時間でした。

 

 大会実行委員のはしくれだったのですが、あまり会議に参加できず、心苦しいばかりでした。せめて、当日の座長の仕事はきっちり務めさせていただきました。フレッシュな院生さんや、現場の熱心なセラピストの方の発表に立ち会えて、新鮮な時間でした。

 

 それから、また連名者として発表に加わりました。タイトルは、

解決志向アサーティブトレーニングの試み

です。クライエント自身の望むイメージに沿って、自己表現を考えるという内容です。人間関係に悩む人にとって、思いをうまく伝える方法は、何通りあってもよいですね。そのうちの一つの提案です。

 

 この大会のテーマは「原点回帰」でした。全体を通して、学会設立当初から目指されてきた「アプローチを越えて、有効な支援法を希求する」という目的が再確認された印象でした。 感慨深かったです。