家族との程よい関係を目指し解決志向アサーティブネストレーニングを用いた事例

 

本研究の目的は,アサーティブネストレーニングにおける目標行動をクライエント自身の目指すコミュニケーションに定めてトレーニングを行った「解決志向アサーティブネストレーニング」の事例を報告し,その可能性を検討することである。家族との問題を感じてカウンセリングを受けていたクライエントが,「解決志向アサーティブネストレーニング」に参加したことで自らの望むコミュニケーションを行えるようになった。この事例から,参加者が満足を得られやすいという解決志向アサーティブネストレーニングの有用性を検討した。